熊本県益城町 災害公営団地でのクリスマス会

令和51224日、スマイル子ども食堂は、熊本県益城町の災害公営団地(広崎第3団地・43戸)でクリスマス会を実施しました。

益城町の仮設団地では、すべての入居者の住まいの再建が完了し、令和53月末で仮設団地が閉鎖されました。熊本地震の被災者は、県内110か所の仮設団地をはじめ、民間の賃貸住宅を借り上げる「みなし仮設」などに、最大2255戸、約47800人が避難しました。

地震から約7年が経過し、被災した人たちは、自宅を建て、あるいは、災害公営住宅などに移り住み、新しい生活を始めています。

広崎第3団地は、旧木山仮設団地の自治会長が住む団地でもあり、移動図書館やスマイル子ども食堂を旧木山仮設団地で実施していた「縁」もあり、元自治会長が住む団地でクリスマス会を行うことにしました。

クリスマス会のメインは、子ども食堂。メニューはいつものカレー。団地の住人の方々もサラダを添えてくださいました。カレー作りには、子どもたちもお手伝いします。地震当時は小学校入学前の子どもも、今は小学校高学年です。お手伝いも、以前と比べるとかなり強力です。

カレーの次は、手作りのクリスマスケーキ。ホワイトクリームとチョコクリームの2種類が出来上がりました。

カレーを作り、ケーキを食べ、楽しいひと時を過ごしました。参加者からは、「仮設団地に住んでいたころとは違って、みんなでワイワイ過ごす行事も少なくなりました。少し寂しい思いもしますが、年に数回でもこうした行事を催してくれるとうれしい」との声が上がっていました。

今回のクリスマス会も、ひかりプロジェクトから支援をいただいて、実施することができました。心より御礼申し上げます。今後も細く長く支援活動を行ってまいりたいと思っております。引き続きご支援をお願いいたします。

 

(スマイル子ども食堂 橋本信一)